近江土山茶 丸安茶業
※価格は外税表記です。別途消費税を申し受けます。
お茶の種類で選ぶ
茶畑での育成方法や摘採時期、一次加工や二次加工の方法によって作られる様々なお茶を、その種類からお選びいただけます。
煎茶 かぶせ茶 茎茶(かりがね) 芽茶 荒茶 番茶 玄米茶
ほうじ茶 粉茶 国産紅茶 玉緑茶 玉露 ティーバッグ 粉末茶
 お茶は、茶畑での育成方法、摘採時期、及び加工方法によって多種類の「荒茶」として生産されます。 「荒茶」とは、茶葉(生葉)を蒸熱、揉み操作、乾燥等の加工処理をして製造されたものです。 これを形状、部位によって選別し、二次加工することで、数々の商品として皆様に美味しく飲んでいただけるようになります。 ここでは、その荒茶の種類、及び加工方法によるお茶の種類をご紹介します。





育成方法・荒茶による分類
玉露 「一番茶の摘採期前に茶樹の上部及び側面をよしず棚等に藁や寒冷紗(かんれいしゃ)等の被覆資材で20日前後覆い、ほぼ完全に日光を覆った覆下(おいした)茶園より摘採した茶葉(新芽)を蒸熱、揉み操作、乾燥させ製造したものをいう。」 日光を遮断することで旨味のテアニンをはじめとするアミノ酸が増加し、渋みのカテキン類(タンニン)が少なくなります。また、60度程度のぬるめのお湯で淹れることで、この旨みを多く抽出することができ、とろみすら感じる旨み・甘みが特徴です。滋賀県では玉露の生産はごく少量です。丸安茶業の玉露は、滋賀県の茶葉以外にも京都や福岡等の玉露の産地より茶葉を取り寄せ、一層美味しく召し上がっていただけますよう吟味致しております。
かぶせ茶 「一番茶の摘採期前に7日前後、茶樹の上部を寒冷紗(かんれいしゃ)等で簡易な遮光をした覆下(おいした)茶園より摘採した茶葉を蒸熱、揉み操作、乾燥させ製造したものをいう。」 玉露と煎茶の中間的な存在です。一般の急須でも十分おいしく淹れられる手軽さと、旨みが多く、かつ後味もよく飲みやすいとして近年、近江土山でも特に力を入れて生産、開発を行っている茶種です。滋賀で開催された第61回全国茶品評会では一等一席の農林水産大臣賞を始め、多くの入賞を輩出した茶種でもあります。入れる際のお湯の温度によって、旨みを十分に出したり、お好みの渋みを効かせたりすることも出来ます。
普通せん茶 「各茶期に、自然光下で栽培した茶樹の新芽を摘採し、その生葉を蒸熱、揉み操作、乾燥して製造した荒茶をいう。」 土山を含む滋賀で生産されるお茶の3分の2が煎茶です。玉露など甘みを重視するお茶よりは高温のお湯を使い短時間で淹れるのが特徴です。そうすることで、爽やかな香りと甘みの中に、旨みと渋みが絶妙の味わいを醸し出すことが出来ます。また、せん茶荒茶を摘採時期や部位、寸法で選別したり、各種二次加工を行うことで、味わいの異なる様々な商品に分類されています。
玉緑茶 「蒸熱又は釜炒りし、強く揉まず、乾燥して製造した荒茶で、まが玉形やこれに準ずる形状したものをいう。」 生産量のほとんどを九州が占めているお茶で、他の地域では静岡県以外ほとんど生産されていません。細長く形を整える工程を省き、熱風で乾燥させるため、丸く "ぐりっ"とした形状となるので「ぐり茶」とも呼ばれます。味わいは渋みが少なくまろやかで、新しい土山茶・近江土山茶シリーズの「甲賀ノ忍茶」は、滋賀県産としてはめずらしい玉緑茶となっています。
番茶 「硬くなった新芽(葉)や冬茶期後に整枝の目的で刈り取った茶葉を原料に、蒸熱、揉み操作、乾燥させ製造した荒茶をいい、番茶を強火で焙じ(ほうじ)、焦香(しょうか)をつけたほうじ茶を含む。」 緑色の番茶は、荒茶を摘んだあとに残った葉を使っています。大型の葉を使うので、さっぱりとした喉ごしで何杯飲んでも飽きません。番茶になって多く含まれる成分もあり、逆にカフェインのように少なくなるものもあります。一部の地域では番茶とは「ほうじ茶」の事を指す場合もあり、京番茶は独特の製法によるほうじ茶のことを言います。丸安茶業のお番茶は「みどりの番茶」です。
紅茶 茶の葉に最初から含まれている酸化酵素で全発酵させて製造したお茶で、紅茶用に特別な茶の木を栽培しています。香りと甘みの調和が程良く、紅茶好きの方にも満足いただけるお茶に仕上がっています。
  ※「」内の用語解説は、農林水産省大臣官房統計部・農林水産統計より抜粋致しました。
※解説は、日本茶インストラクター 前野安司(丸安茶業株式会社)によるものです。
選別・加工による分類
煎茶 荒茶の工程で、蒸す、揉むといった一般的な製法で作られるお茶を「煎茶」と呼びますが、商品としての「煎茶」は主に葉の部分を揃えたお茶となります。形状や太さを揃えることで、ムラのないおいしいお茶となります。
茎茶 雁が音(かりがね)とも言い、玉露や煎茶の荒茶から精選加工したときに出る茎の部分のお茶で、茎の爽やかな香りとサッパリとした味わいが特徴です。
芽茶 お茶の製造過程で、葉の先が丸まって出来たものです。ぎゅっと詰まっているため、さしが効く(何回入れても味がある)お得なお茶です。
荒茶 上記の「荒茶による分類」で作られた荒茶を、煎茶や茎茶・粉茶などにふるい分ける前の状態のままのお茶です。茶畑から摘んだ新芽を一次加工しただけの素朴な味わいのお茶です。日持ちをさせるためや味を調えるために簡単な二次加工を行う場合もあります。
玄米茶 緑茶(煎茶、茎茶、荒茶など)に高温で炒った米(玄米)などを配合したお茶です。緑茶の味と玄米の甘み芳ばしさがマッチした風味豊かなお茶を楽しんでいただけます。
ほうじ茶 荒茶や番茶、茎茶を強火で焙煎したもので、芳ばしい香りと独特の甘みがあるさっぱりとしたお茶です。焙煎することでタンニンやカフェインが少なくなり、就寝前でも安心してお飲みいただけます。
粉茶 荒茶や番茶などを精選仕上加工するときに出る粉のお茶です。細かくなっている分、味や成分が抽出しやすいお茶です。
製法(蒸し時間)による分類 丸安茶業の土山茶は、基本的に普通蒸しです
深蒸し 煎茶を作る蒸し工程の時間を、1分以上、場合によっては2分以上と長い時間蒸す製法です。次の工程に移る前に茶葉の細胞をほぐし、より成分が出るようにすることで、苦味を抑えたまろやかな味わいとなります。粉のような細かなお茶となり、実際に淹れた際の水色(すいしょく)は、粉の成分で濁り気味の深緑色となります。味わいはしっかりと出るものの、長い蒸し時間によってさわやかな香りは若干減少するようです。
浅蒸し 「深蒸し」という言葉が広まり、それにあわせて生まれた言葉と言われます。一般的に10?20秒程度と蒸しの浅いお茶は、大きな茶葉のまま加工が進むことで、上級になるほど針のように細く整ったお茶となります。さわやかな清涼感が特徴で、お湯の温度や抽出時間で味が大きく変化します。水色(すいしょく)は透明な山吹色で、金色透明が理想とされます。
普通蒸し 浅蒸しと深蒸しの中間程度の蒸し時間(40秒?1分程度)のものを言います。昔からの製法で、お茶本来の自然な味わいとなります。浅蒸しと深蒸し、どちらが良いというものではありません。山間部や日照時間の少ない地域で育ったお茶はゆっくりと育ち、栄養を蓄えます。そのため蒸し時間は浅めとし、抽出時間を長く取ることで、その旨みを楽しみます。平野部で育てられたお茶は成長も早く、葉も肉厚となります。深めの蒸し時間で細かくし、栄養素や旨みを早く溶け出せるようにするのです。